退職時に、お世話になった人にプレゼントを渡す人も多いと思います。
ですが、そのプレゼントが相手にとっては迷惑になる場合も…。
感謝の気持ちであるプレゼントが、
相手の負担になってしまうのは避けたいですよね?
そこで今回は、退職時のプレゼントは上げた方がいいのか?や、
NGなプレゼントについて紹介します。
退職時にプレゼントはあげない人が多い?
転職キャリアなどでの調査では、退職時にプレゼントを渡した人は「49.6%」といわれています。
全体の約半数がプレゼントを渡しているようです。
ですが、僅かな差で渡していない人が多いという結果になっています。
その主な理由が「面倒くさい」や「相手の負担になる」などの理由でした。
これらを踏まえて、退職時のプレゼントはした方がいいのでしょうか?
プレゼントを贈る際のポイントを紹介します。
面倒ならあげない方がいい
退職時にプレゼントをあげない人の主な理由が「面倒くさいから」です。
実際にプレゼント選びはかなり気を使いますし、
関係性が低い相手だと面倒にも感じてしまいます。
そういった場合は、無理はせずにあげない方がいいでしょう。
中途半端な気持ちで選んだプレゼントは相手にとっても迷惑に感じてしまう可能性もあります。
それなら思い切って渡さないのもありです。
「全く渡さないのはちょっと…。」と感じる場合は、
ちょっとした花束やメッセージカードで感謝の気持ちを伝えましょう。
退職理由を考える
相手の退職理由によってベストなプレゼントは変化します。
例えば定年退職ならば、ギフトカードや相手の好みを知っていれば、
趣味のものも喜ばれます。
結婚・出産などの場合は、子供服やキッチン用品などが定番です。
ただし、キッチン用意品でも包丁は「縁を切る」意味合いがあるので避けてください。
まずは相手の退職理由から贈るプレゼント候補を絞っていきましょう。
相手の好みを知る
関係性が深く親しい間柄ならば、相手の趣味や好みを考慮したプレゼントを選びましょう。
プライベートでもよく会話する相手なら、事前のリサーチも容易です。
ですが、関係性がないのに急に好みを聞き出したりするのはやめましょう。
相手に不信感を与えますし、場合によっては不快に思われる場合もあります。
相手の好みに沿ったプレゼントがベストではありますが、
分からなければわかる範囲の無難なプレゼントで問題ありません。
相手との関係性にあったプレゼント選びが大切です。
退職プレゼントに絶対NGなプレゼントとは?
退職のプレゼントとして、マナー的に絶対にNGなものが存在します。
それらを紹介するので、絶対に選ばないようにしてください。
下着・スリッパ
下着などの贈り物は「生活に困っている人」にあげるものとされ失礼になります。
また、スリッパやフロアマットなど踏みつける印象のある贈り物も好ましくありません。
そもそも候補には上がりにくいものですが、避けるようにしてください。
ハンカチ
ハンカチはプレゼントとして候補に挙がりやすいですが、マナー的には好ましくありません。
ハンカチは感じで「手巾(てぎれ)」と書き「手切れ(てぎれ)」を連想させます。
関係値を切るという意味に捉えられるので、よくありません。
櫛(くし)
こちらもプレゼントの候補としては上がりにくいものではありますが、
プレゼントとしてはNGです。
理由としては、櫛(くし)に「苦(く)」や「死(し)」といった文字が入っているから。
贈り物としてあまり縁起の良いものではないので、プレゼントにするのは避けましょう。
文房具・ビジネスグッズ
こちらは主に相手が上司や先輩だった場合に失礼にあたるものです。
文房具には「勤勉に」といった意味合いがあり、
目上の人に贈るのは失礼になります。
ビジネスグッズも定年退職する人にとっては、
「もっと働け」といわれているように感じるのでNGです。
あくまで目上の人や定年退職の人に対してだけなので、
同僚や友達など相手によっては問題ありません。
お茶
香典返しなどでよく使われる、お茶もプレゼントとしては好ましくありません。
ギフト品の定番なので選びがちですが、お茶セットなどは避けましょう。
コーヒーセットやお菓子のセットなどに変更すれば問題ありません。
割れ物
陶器類などの割れ物も「割れてしまう」や「壊れてしまう」
などの意味合いがあり好ましくありません。
また、品物としても重く割れやすい陶器やガラス製品は、
相手の負担になりやすく迷惑になるでしょう。
現金
退職のプレゼントとして現金を選ぶ人は少ないと思いますが、これもNGです。
「お金がない人」というイメージなどが連想されよくありません。
単純にプレゼント選びを省いたような、
雑な印象も与えてしまうので絶対にやめましょう。
まとめ
今回は、退職時のプレゼントは上げた方がいいのかや、
NGなプレゼントについて紹介しました。
その結果がこちらです。
- 無理にあげる必要はない
- 相手の迷惑にならない選択を
- NGな品物は必ず避ける
感謝の気持ちは形にしたいけど、プレゼント選びは難しいですよね。
変に凝ったものでなくても、簡単なメッセージカードに
感謝の言葉を書くだけで相手には伝わるものです。
背伸びせずに、自分の気持ちや相手との関係性に応じた贈り物を選びましょう。