最近では「Temu」や「SHEIN」など、
中国企業が運営するオンラインショップが話題になっています。
その影響もあってか、以前から日本でもサービスを展開している
「AliExpress(アリエクスプレス)」を利用する人も増えているようです。
こちらのショップでもかなりの安さで商品を購入できるのですが、
トラブルなども多いようです。
そこで今回は、アリエクスプレスでの購入被害やヤバイといわれる理由について紹介します。
アリエクスプレスがヤバイ理由ってなに?
アリエクスプレスがヤバイといわれる理由は大きく分けて以下の3つです。
それぞれ詳しくみていきましょう。
商品が偽物・粗悪品
1番トラブルとしてあるのがこちらです。
購入した商品が偽物だったり、粗悪品または別の商品が送られてくる場合もあります。
商品到着に時間が掛かる
アリエクスプレスは中国企業なので、商品到着までには時間が掛かります。
商品や購入業者によっては、1月単位の時間が掛かる場合もあります。
違法な商品だった
商品の中には、違法な商品が含まれている場合もあります。
違法な商品を購入してしまうと、税関で止められ、最悪の場合逮捕される可能性もあります。
実際に逮捕された事例もあるので、注意が必要です。
※絶対に買ってはいけない物
先ほど紹介したように、違法な商品を購入してしまうと罪に問われる場合もあります。
販売されていたとしても、絶対に購入してはいけない商品を紹介するので
購入は避けるようにしてください。
関税法で禁止されている物
関税法では、以下の物は禁制品に指定されています。
- 危険物、薬物など
- 貨幣、紙幣、銀行券、印紙、郵便切手又は有価証券の偽造品、変造品、模造品及び偽造カード
- 公安又は風俗を害すべき書籍、図画、彫刻物その他の物品
- 特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、著作隣接権、等を侵害するもの
詳細は以下のページで確認してください。
特に商標権を侵害した商品に注意が必要です。
いわゆるコピー品や、無断利用しているキャラクターが使用されている商品ですね。
これらは商品ページだけでは判別が難しい場合もあるので、
明確に判断できない場合は購入を避けましょう。
ワシントン条約で禁止されている物
ワシントン条約とは、絶滅危惧に指定されている動植物を保護する条約です。
主に以下のような物が禁止となっています。
- 皮革製品
- 象牙製品(インドゾウ、アフリカゾウ など)
- はく製・標本
- アクセサリー (動物の角や羽根などを使ったもの)
- その他 漢方薬(虎骨、麝香、木香を含むもの)
- 胡弓などの楽器(動物の皮などを使ったもの)
詳細は以下のページで確認してください。
技適マークのない物
日本国内の商品には基本的にはこの「技適マーク」がついているので、
意識したことがない人も多いと思います。
ですが、海外の商品を購入する際には、「技適マーク」がついていないと
日本国内では使用できません。
使用した場合、「電波法違反」となり、罪に問われます。
また、「PSEマーク」がない商品などの購入も避けましょう。
主にモバイルバッテリーなどで表示されているマークで、
電気製品の安全性を保障しています。
個人の利用であれば法的な罰則はありませんが、
火災などの原因となるのでやめておきましょう。
SNSやサブスクのアカウント
アリエクスプレスでは、SNSやサブスクのアカウントなどが
格安で販売されている場合もあります。
これらは勿論、該当SNSやサブスクの利用規約に反するので、
見つかり次第アカウント停止となります。
最近では規制が強化され少なくなりましたが、
見つけても絶対に購入しないようにしましょう。
【アリエクスプレス】被害に遭うと泣き寝入りしかないの?対策は?
アリエクスプレスを利用する上で、被害に遭わないための対策を紹介します。
販売店や販売商品をチェックする
商品を購入する際には以下の点を必ずチェックしましょう。
- 商品のレビュー
- 販売店の評価
実際に購入した人の声や、利用した人の販売店の評価が分かるので、
大きな判断材料になります。
購入前に必ずこの2点は確認しましょう。
またブランド物などを購入する場合は、「AliExpress 商品名 偽物」などで検索して
偽物が出回っていないかなども確認してください。
見分け方などの情報が得られる場合もあります。
ですが、それでも完全に安全とはいえないので、
できればブランド商品を購入するのは避けた方がいいかもしれません。
「Choice」商品のみを購入する
アリエクスプレスの商品の中には「Choice」というタグがついた商品が含まれています。
このタグがついた商品は、アリエクスプレスで厳選された商品となっており、
発送もアリエクスプレスが直接行っています。
送料が無料かつ、配送保証と無料の返品保証が付属しているので安心です。
「Choice」がついた商品だけでの検索も可能なので、利用してみましょう。
追跡可能な配送方法を選ぶ
商品を発送する際は、追跡が可能な配送方法を選びましょう。
先ほども紹介しましたが、中国からの輸入という形になるので、到着に時間が掛かります。
商品が今どこにあるのか把握しておくのは大切です。
また商品が配送されないなどのトラブルにも対応しやすくなります。
トラブルに遭っても交渉で返金してもらえる場合も
トラブルに遭った際も、諦めずに交渉する事で返金される場合もあります。
基本的には英語でのやり取りになりますが、
英語が苦手でもGoogle翻訳などで対応は可能です。
伝えたい日本語を英語に変換し、変換した英語を日本語にして確認してみましょう。
この方法で伝えれば、英語が苦手でも文章が伝わります。
実際に返金されたという報告もあるので、被害に遭っても諦めないことが大切です。
まとめ
今回は、アリエクスプレスでの購入被害やヤバイといわれる理由について紹介しました。
その結果がこちらです。
- 購入前に情報をチェック
- 禁制品には手を出さない
- 泣き寝入りせずに交渉してみよう
最近では規制強化もされているので、被害も減少していますが、
完全になくなっているわけではありません。
安い商品は魅力的ですが、それ以上に安全面が大事なので利用する際には、
できるだけ情報を集めて被害に遭わない対策をしましょう。