Coqui.Aiは、音声合成AIとして様々な機能を持つプラットフォームの総称です。
用途によって利用するツールも変わってくるので、
難しく感じる人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、Coqui.Aiの使い方や商用利用について紹介します。
【Coqui.Ai】使い方は?
Coqui.Aiの具体的な利用の仕方を紹介します。
使えるツールには大きく2種類のモデルがあり、
音声生成の機能のほかにそれぞれ特徴があります。
それぞれ詳しくみていきましょう。
XTTS
複数言語の訛りやイントネーションを付け加えられます。
同じ英語でもフランス訛りの英語など、
細かいイントネーションや訛りを調節して発音してくれます。
この機能により、様々な地域の人々の合わせた音声を生成可能です。
V1
こちらは、テキストに合わせた感情を付けられます。
音声に悲しみや気怠さなどテキストに合った感情を追加できます。
同じテキストでも雰囲気がガラッと変わるのでおすすめです。
また、感情が加わる事でテキストの内容の印象が強くなります。
生成したい音声の用途に応じて、モデルを選んでください。
Coqui.Aiに登録
Coqui.Aiを利用するには、アカウント登録が必要になります。
- Coqui.Aiの公式サイトにアクセス
- 画面右上の「Try now for free」を選択
- Coqui Studioの画面になれば完了
Coqui.Aiの使い方
アカウント登録が完了したら、簡単な音声を作ってみましょう。
- 「Coqui Studio」で「Create New」を選択
- プロジェクト名とモデルを選択
モデルは「XTTS」か「V1」 - プロジェクトが作成される
- 声を選択
- 音声内容をテキストで入力
- 言語を選択
- 入力された情報を元に音声が生成される
それぞれのモデルで特徴が大きく違うので、
両方のモデルで試して違いを確かめてみてください。
【Coqui.Ai】商用利用はできる?
Coqui.Aiは商用利用可能です。
ですが、Coqui TTSの場合は別でライセンス購入が必要な場合があります。
Coqui TTSは、オープンソースのライブラリです。
GitHubから無料でダウンロードできます。
無料で使えますが、導入には少し専門的な知識も必要になるので、
公式から導入できる「Coqui.Ai」がおすすめです。
Coqui.Aiの料金プラン
Coqui.Aiの料金プランはクレジット制になっており、
プランに応じたクレジットが付与されます。
ただし、無料プランでは初回の300クレジットのみの付与なので使い切ったら終了です。
それぞれのモデルの利用に消費するクレジットはこちらです。
- XTTS: 1秒の音声につき2クレジット
- V1: 1秒の音声につき1クレジット
プラン | 価格 | クレジット |
---|---|---|
無料試用版 | $0 | 300クレジット |
Hobbyist | $5/月 | 3,600クレジット |
Starter | $20/月 | 14,400クレジット |
Intermediate | $50/月 | 36,000クレジット |
Advanced | $175/月 | 180,000クレジット |
Pro | 価格:問い合わせ | クレジット不明 |
Enterprise | 価格:問い合わせ | クレジット不明 |
ProとEnterpriseプランからは明確な料金が決まっておらず、
問い合わせてから決定されます。
これまで以上に、高品質な機能も追加される主に企業用のプランです。
まとめ
今回は、Coqui.Aiの使い方や商用利用について紹介しました。
その結果がこちらです。
- Coqui.Aiはモデルの選択が可能
- お試しの無料プランあり
- 商用利用可能
・Coqui TTSの場合、商用利用には別途ライセンス料が必要
慣れるまでは難しく感じますが、
モデルによって対応した機能を利用できるのは魅力的です。
無料プランでそれぞれ試してみるといいでしょう。
Coqui TTSの場合は無料で扱えますが、
導入の難しさと商用利用にはライセンス料が必要な点に注意してください。