プログラミング知識なしで生成AIアプリを開発できる「Dify」
プログラム言語の知識が必要ないというのも、気になりますよね。
ですが、開発経験のない初心者にとっては分からない事も多いと思います。
そこで今回は、「Dify」の仕組みや使い方について紹介します。
Difyの使い方を紹介!ワークフローって?
Difyの始め方
「Dify」の始め方には2種類あります。
「ブラウザ版」と「ローカル版」それぞれ紹介するので自分の環境にあったものを選びましょう。
ブラウザ版
- 「Dify」の公式サイトにアクセス:https://cloud.dify.ai/signin
- 「Google」か「GitHub」のアカウントでログイン(メールアドレスでも可)
- アプリ開発画面に遷移
- 作りたいアプリの条件を入力して作成開始
ローカル版
ローカルで利用する場合、利用するまでの手順が多くなります。
コマンドプロンプトから以下のコードを入力して実行してください。
”cd && git clone https://github.com/langgenius/dify”
ダウンロードしたDifyのファイル内にある「docker」のフォルダで以下のコマンドを入力
”docker compose up -d”
ブラウザで「localhost/install」のアドレスにアクセスして「Dify」にログイン
Difyの使い方
「Dify」では以下のアプリケーションタイプを選択して開発が可能です。
プログラム言語などの専門的な知識も必要ありません。
誰でも簡単にアプリ開発ができるのも「Dify」の魅力の1つです。
〇チャットボット
チャット形式のコミュニケーションアプリになります。
主に「カスタマーサポート」や「FAQ」など幅広い運用が可能です。
〇テキストジェネレーター
ユーザーが作成した情報を元に、「文章作成」や「記事作成」などを行います。
〇エージェント
ユーザーの指示を元に複数のタスク処理を行います。
「ファイル操作」や「情報検索」などの作業を自動化可能です。
〇ワークフロー
特定のタスクを自動化するアプリを開発します。
「データ処理」や「レポート作成」などの作業プロセスを一括して自動化可能です。
ワークフローでは複雑な手順や専門的な知識も必要になってきます。
慣れてきた中級者から上級者向けといえますね。
Difyチャットボットの使い方
「Dify」の中でも比較的簡単に使いやすい、「チャットボット」の具体的な使い方を紹介します。
アプリの基礎を作成
まずは、どのようなアプリにするかの設定をしていきましょう。
例:「社内案内ができるチャット型アプリ」「製品に関するFAQ」など
- 「最初から作成」を選択
- アプリタイプで「チャットボット」を選択
- 作成したいチャットアプリの必要事項を入力
- 「手順」から「自動」を選択
- 表示される項目に対して必要事項を入力
- 入力ができたら「生成」をクリック
- 「このオーケストレーションを適用する」で完了
知識の作成
知識がなければ回答できないので、回答に必要な知識を作成しましょう。
- 画面上部の「ナレッジ」を選択
- 「知識を作成」を選択
- データソースを選択して必要な知識を入力
- 作成したチャットアプリで「コンテキストの追加」を選択
- 作成した知識を選択して完了
開始質問を設定
最後に開始質問を設定をしてください。
これで基本的なチャットができるようになります。
- 「チャットの強化」から会話開始の内容を入力
- 開始質問を入力
こまめな保存を
保存しないまま、ページが遷移すると作業進行が失われます。
作業をしたらこまめに保存をしましょう。
「公開する」から「更新する」をクリックして保存が可能です。
まとめ
今回は、「Dify」の仕組みや使い方について紹介しました。
その結果がこちらです。
- 簡単に生成AIアプリを作成可能
- 4つのアプリケーションタイプから選択
- 初心者は「チャットボット」からがおすすめ
アプリケーションタイプの中でも「ワークフロー」は専門的な知識も必要になり、
作業も複雑です。
初心者は比較的簡単な「チャットボット」からはじめてみましょう。
慣れてきたらより高度なアプリ開発にも挑戦してみてください。