Googleが開発した生成AI「Duet AI」が日本でも使用できるようになりました。
ですが、具体的な使い方や料金面など分からないことも多いですよね?
そこで今回は、Duet AIの使い方や料金面の情報を紹介します。
Duet AIとは?
Duet AIはGoogleアプリに搭載された生成AIを指します。
現状では2種類のDuet AIが搭載されています。
- Duet AI for Google Workspace
- Duet AI in Google Cloud
簡単に違いを説明すると、Duet AI for Google Workspaceが一般向け、
Duet AI in Google Cloudが開発者向けのAIとなっています。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Duet AI for Google Workspace
Duet AI for Google Workspaceは、Google Workspaceに搭載されたDuet AIです。
Google Workspaceとは、GoogleドキュメントやGmailなどの
Googleが提供するアプリをまとめたもので、こちらにDuet AIを導入して使用可能になります。
導入すると以下のような業務効率化を図れるようになります。
- Gmail:メールの下書き作成・返信の作成、要約や優先順位付け
- ドキュメント:校正作業・文章作成や改稿
- スプレッドシート:自動補完・数式生成・文脈に応じた分類から分析
- Meet:新しい背景の生成・会議中のメモ作成
- Chat:作業の進行を促進
Duet AI for Google Workspaceの導入方法
2023年9月現在、Duet AI for Google Workspaceはテストユーザーのみ利用可能です。
利用したい場合は「Workspace Labs」に登録する必要する必要があります。
Duet AI for Google Workspaceの使い方
Duet AI for Google Workspaceでは、使用するアプリによって使い方が変わります。
その中でも使い方が分かりやすい、Googleドキュメントでの使い方を紹介します。
・Formalize: 文章をフォーマルにする
・Shorten:文章を短くする
・Elaborate: 文章をさらに詳しくする
・Rephrase: 文章を言い換える
Duet AI in Google Cloud
Duet AI in Google Cloudは「Google Cloud」のサービスに組み込まれた生成AIです。
サービス内の様々な場面でAIによるアシスタント機能を利用可能です。
開発者向けの機能が主で、プログラミング時のコード生成や、
セキュリティ面の分析などをサポートしてくれます。
こちらも「Join Google Cloud’s AI Trusted Tester Program」に
申し込んで利用しましょう。
ですが、開発者向けの機能なので、
開発に関する基礎知識が無いと扱うのは難しいと思います。
【Duet AI】日本語でも使える?
残念ながら2023年9月現在、日本語には対応しておらず英語版のみの提供になっています。
AIの指示や生成される文章なども全て英語で表示されます。
Duet AI自体がテスト運用となっているので仕方がないですね。
正式リリースの際には日本語にも対応してくれるかもしれません。
日本語版のリリースを期待したいですね。
【Duet AI】料金はいくら?
Duet AIの料金は種類によって異なります。
- Duet AI for Google Workspace:月額4,080円(年間プラン:月額3,400円)
- Duet AI in Google Cloud:現在はプレビュー段階で無料
Duet AI for Google Workspaceには14日間の無料トライアル期間もあるので、
そちらでまずは試してみましょう。
Duet AI in Google Cloudはプレビュー段階で無料で使えますが、
正式版の料金はまだ公表されていません。
続報を気長に待ちましょう。
まとめ
今回は、Duet AIの使い方や料金面の情報を紹介しました。
Duet AIには2つの種類があります。
- Duet AI for Google Workspace:一般向け
- Duet AI in Google Cloud:開発者向け
どちらもテスト運用段階なので、テストユーザー登録が必要です。
現状では、14日の無料期間やプレビュー段階で無料で扱えるようになっているので、
気になる人は1度触れてみてはいかがでしょうか。