カメラアプリの進化に伴い、最近では
「ジブリフィルター」というフィルター機能が話題になっています。
このフィルターを使うと、自分で撮った写真がジブリ風の画像になり、
自分を撮影するとジブリの世界に入り込んだような没入感を感じられ人気です。
ですが一方で、このジブリフィルターの危険性が指摘されています。
そこで今回は、ジブリフィルターが使えるアプリや裏に潜む危険性についてご紹介します。
ジブリフィルターが使えるアプリ
ジブリフィルターが使えるアプリには以下のようなものが有名です。
ToonMe:無料
無料で使えて、ディズニー風に加工できる
「ディズニーフィルター」で有名になったアプリです。
なのでジブリフィルターだけでなく、
デッサンやアニメ風などその他のフィルターも使えます。
Restyle:無料
こちらも無料のアプリですが、広告がかなり表示されます。
英語表記なのでToonMeよりも使いづらいかもしれません。
AI Mirror:有料(3日の無料版あり)
料金
- iPhone:週800円・年5,000円(無料トライアルあり) 4,500円(無料トライアルなし)
- Android:週660円・年4,060円(無料トライアルあり・なし)
有料で使えるアプリですが、3日間のみ無料で使用できます。
無料で使いたい場合には期限が切れる前に忘れずに退会しましょう。
し忘れると自動更新で課金されてしまう場合もあります。
1度に4枚の画像が精製されるほか、動画やアニメーションの作成も可能です。
【ジブリフィルター】危険といわれる理由は?
ジブリフィルターが使えるアプリは、
無料で使えるものから有料のものまで様々ありますが、共通した危険性があります。
- 個人情報の流失
- 元画像の不正利用
それぞれ詳しく見ていきましょう。
個人情報の流失
ジブリフィルターの利用規約には「個人を特定できる情報の提供」といった、
かなり危険な文章が書かれています。
また、有料の「AI Mirror」では
「顔データを保存せず、分析終了後はデータを削除する」と書かれていますが、
「情報を収集するサードパーティーのサービスを使用する」と規約に書かれています。
この規約から、画像元になる写真に含まれる多くの個人情報が流失したり、
第三者に提供される可能性があり、とても危険です。
元画像の不正利用
個人情報だけでなく、使用した元の写真自体が流失してしまう場合もあります。
1度流失してしまうと、それを防ぐのはほぼ不可能なので注意が必要です。
ジブリのような画像になるという仕様上、
ほとんどの場合は自分や友達、家族の顔写真が使われることが多いと思います。
顔写真は個人情報の面からも画像流出の面でも非常に危険です。
場合によっては一瞬で個人を特定されかねないので、
顔写真を使うのは利用規約をよく読んで問題がない場合のみにしましょう。
【ジブリフィルター】著作権の問題は?
先ほどの問題以外にも、著作権の問題にも注意が必要です。
ジブリ公式のアプリではないので、著作権侵害にあたる可能性があります。
現状ではかなりグレーです。
ジブリ側から指摘される可能性もないとは言い切れません。
少なくとも、ネット上やSNSで公開するのは控えた方がいいでしょう。
まとめ
今回は、ジブリフィルターが使えるアプリや裏に潜む危険性についてご紹介しました。
ジブリフィルターの問題点がこちらです。
- 個人情報の流失
- 元画像の不正利用
気軽に使えておもしろいジブリフィルターですが、
一生消えない情報流出の可能性も高いので利用には十分気をつけましょう。
公式が出してくれるのが1番ですが、現状では難しいでしょう。
今後の展開に期待したいですね。