10年ぶりとなる「宮崎駿」監督の最新作「君たちはどう生きるか」が、
2023年7月14日に公開されました。
今回の作品は、観客にフラットな気持ちで観てもらえるように、
公開までの事前情報が全く公表されていません。
異例の対応に驚いた人も多かったのではないでしょうか?
そこで今回は、事前情報がほとんどない中、
公開から大ヒットを記録している君たちはどう生きるかについてご紹介します。
【君たちはどう生きるか】新作ジブリ作品のあらすじをご紹介!
事前情報がなく、どんな作品なのか気になっている人も多いと思います。
そこで序盤のあらすじをご紹介します。
※ネタバレも含むのでご注意ください。
君たちはどう生きるか あらすじ
太平洋戦争中の1940年頃の日本、少年・眞人(まひと)は
裕福な家庭で育った少年でした。
しかし、眞人は火事で母・ヒサコを亡くし、
父と父の再婚相手・ナツコとともに田舎に疎開することに…。
眞人は疎開先でいじめられるようになり、
さらに母を亡くした悲しみや大きな環境の変化によって、
徐々に孤立して苦しむ日々を過ごします。
そんな中、「母は死んでなんかいない」と人間の言葉を話す奇妙なアオサギに襲われ、
さらにある日ナツコが行方不明になる。
眞人はナツコが森へ入る姿を目撃して、その後を追います。
追いかけた森の中には奇妙な塔があり、
そこには襲われたアオサギと謎の人物が暮らしていました。
ナツコを追ってきた眞人は、アオサギに導かれ異世界(下の世界)へと落ちていく…。
【君たちはどう生きるか】原作はどんな作品?
「君たちはどう生きるか」は原作のないオリジナルの作品です。
映画タイトルと同名の児童書「君たちはどう生きるか(吉野源三郎 著)」が
原作と勘違いされやすいですが、こちらは作中に登場しますが原作ではありません。
ですが、作中でも主人公に大きな影響を与える重要な役割を持っており、
この作品の影響を大きく受けた映画になっています。
児童書「君たちはどう生きるか」について
- 作者:吉野源三郎
- 出版:1937年(漫画版:2017年)
主人公の「コぺル」と叔父さんの生き様を通して、人生について考えさせられる作品です。
いじめや貧困・格差などが大きなテーマになっており、
映画でも同じ問題を抱えていた主人公がこの本を読んで影響を受けます。
1937年に出版された作品ですが、2017年には漫画にもなっており、
200万部を超える大ベストセラーになりました。
【君たちはどう生きるか】実際に観た人の感想は?
実際に観に行った人たちの感想をまとめてみました。
大きく3つに分けたので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
難解なストーリー
作中で提示された謎が全て明かされていないので、モヤモヤした人も多いようです。
セリフによる情報の少なさも、ストーリーが難しく感じる要因だったのかもしれません。
宮崎駿の集大成
2013年に公開された「風立ちぬ」から10年ぶりの宮崎駿監督作品になる今作ですが、
宮崎駿さんの集大成ともいえる描写が所々に散りばめられていたようです。
中でも作中に登場する13個の石は、
これまで手掛けてきた作品の数とリンクしているのではないかと考察されています。
- ルパン三世 カリオストロの城(1979年)
- 風の谷のナウシカ(1984年)
- 天空の城ラピュタ(1986年)
- となりのトトロ(1988年)
- 魔女の宅急便(1989年)
- 紅の豚(1992年)
- On Your Mark(1995年)※耳をすませば同時上映
- もののけ姫(1997年)
- 千と千尋の神隠し(2001年)
- ハウルの動く城(2004年)
- 崖の上のポニョ(2008年)
- 風立ちぬ(2013年)
- 君たちはどう生きるか(2023年)
1度は引退を取り消した宮崎駿監督ですが、現在も引退は考えているようなので、
スタジオジブリの今後に関しても表しているのかもしれません。
キャストが豪華
今回の作品に参加しているキャストの豪華さに驚いている声もありました。
出演キャスト
- 牧眞人:山時聡真
- アオサギ:菅田将暉
- ヒミ:あいみょん
- ナツコ:木村佳乃
- キリコ:柴咲コウ
- 眞人の父:木村拓哉
見て分かるように、第一線で活躍している俳優さんやミュージシャンが参加しています。
キャストに関しても公開日まで一切公表されていなかったので、
驚いた人は多かったのではないでしょうか?
劇中での演技にも注目したいですね。
まとめ
今回は、「宮崎駿」監督の最新作「君たちはどう生きるか」についてご紹介しました。
事前告知をしなという驚きの方法をとった本作品ですが、
公開後は多くの人が来場する大ヒット作品になっています。
実際に観た人の感想がこちらでした。
- 難解なストーリー
- 宮崎駿の集大成
- キャストが豪華
まだ公開されたばかりなので、
まだ観ていない人は今からでも足を運んでみてはいかがでしょうか?