診断サービスと偽って、相手の情報を抜き取ってしまう「ラブメーター」
中高生を中心にSNS上でも被害が拡散しました。
そこで今回は、ラブメーターの仕様や騙された時の対処法についてご紹介します。
【ラブメーター】危ない理由は?
冒頭でもご紹介したようにラブメーターは、
診断メーカーを偽ったサイトです。
好きな人との相性を診断する名目で、
診断者とその好きな人の名前を抜き取ってしまいます。
名目上はいたずら目的となっていますが、
いたずらでは済まない事態にまで被害が広がりました。
ラブメーターの仕様
ラブメーターの仕様上、騙す側と騙される側に分かれます。
それぞれの作業の内容を見ていきましょう。
騙す側の操作
- ラブメーターのサイトにアクセスして、名前を登録
- リンクをコピーする
- コピーしたリンクを騙したい相手に送る
- 相手が情報を入力すると、リンクページに入力された情報が表示される
騙される側の操作
- シェアされたリンクを開く
- 画面の指示に従って、自分と好きな人の名前を入力する
- 「計算する」を選択すると
- 「あなたの名前とあなたの好きな人の名前が○○に共有されました」と表示される
- 相手に自分と好きな人の名前が公開される
【ラブメーター】拡散された投稿の消し方
残念ながら、1度拡散された投稿を消すことはできません。
基本的には騙される前に警戒して不用意に利用しないようにしましょう。
ただし、SNS経由などで騙された場合にはちょっとした対処も可能です。
騙された時の対処法(SNS経由の時のみ)
- ブラウザの「プライベートブラウジング」を使用
- 騙されたリンクにもう1度アクセスする
- 偽の名前を入力する(複数回繰り返す)
- 相手には嘘の情報が大量に表示される
相手には誰が入力した情報かの詳細な情報はわからないので、
嘘で真実をある程度、隠蔽できます。
これはSNS経由など、不特定多数に送られた場合にしか効果がありません。
その他の対策としては、
- 知らないふりをする
- サイトに削除を呼びかける
- 相手に口止めする
ご覧のようにあまりよい対策はありません。
サイトに削除を呼びかけても時間が掛かりますし、
情報を抜き取られた事実は消えません。
残りの2つも被害者側が泣き寝入りするような方法しかないのが現状です。
被害に遭わない為にも、個人情報の管理には細心の注意を払ってください。
まとめ
今回は、ラブメーターの仕様や騙された時の対処法についてご紹介しました。
ラブメーターの主な仕様は以下の通りです。
- 騙す側がリンクを送る
- 騙される側が情報を入力
- 入力した情報が相手に伝わる
騙されると、対抗手段はほぼありません。
被害に遭わないように、不用意に個人情報を入力しないようにしましょう。
被害の中心となっている中高生にとっては、
深刻な心理的ストレスを抱えてしまう原因にもなります。
ネットを利用する場合には、正しい知識と警戒心をもって利用してください。