プラネタリウムはどこの席がいい?座席の配置と見やすさの関係

プラネタリウムはどこの席がいい?座席の配置と見やすさの関係
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プラネタリウムで鑑賞するとき、どこの席が良いか悩みますよね?

中央の席が一番良く見えますが、実はプラネタリウムの形状によっても、見えやすさや音響の良さが違うのをご存知でしょうか?

プラネタリウムでは、星空や天体の動きをリアルに再現した映像を楽しむことができますが、座席選びによってその体験の質が大きく変わります。

特に、中央席以外を選ぶ場合は、視界の広さや映像の見え方、音響バランスなどを考慮する必要があります。

ここでは、東西南北の方位ごとに見える星座や特徴を踏まえたおすすめの席、視界を妨げる要素を最小化する方法、そしてドームの座席配置(扇形配置と同心円状配置)ごとの最適な席について解説します。


目次

東西南北で見える星座とおすすめの方位

東向き

東向きの席では、特定の星座や天体が日の出前に見えることがあります。

例えば、春には「おとめ座」や「てんびん座」が東から昇り始めます。

ただし、プラネタリウムではドーム全体に映像が投影されるため、実際には東向きだから特別見やすいというわけではありません。

むしろ、投影機に近すぎることが多いため、東向きの席はあまりおすすめされません。

西向き

西向きの席では、日の入り後に沈む星座や天体が見えることがあります。

例えば、「おうし座」や「オリオン座」などは冬の夕方、西側の空に沈んでいきます。

ただし、西側も東側と同様に投影機が近い場合が多く、壁際になることもあるため、視界が歪む可能性があります。

そのため、西向きも特別おすすめとは言えません。

南向き

南向きの席は、多くの場合おすすめされる位置です。

特に扇形配置の場合は視野が広く、星空全体を一望できるため非常に快適です。

また、「さそり座」や「いて座」など、日本から見て南側に位置する星座は南向きで観察することが多いため、この方位はプラネタリウムでも重要な位置となります。

ただし、同心円状配置の場合は映像が背後に映ることもあるため、その点には注意が必要です。

北向き

北向きの席は特に同心円状配置でおすすめです。

北極星を中心とした星々の回転運動(天球運動)を観察しやすく、「こぐま座」や「カシオペヤ座」といった北天の星座を見る際には最適な位置です。

また、投影機から適度な距離を取れる場合が多く、視界を遮られることも少ないため快適です。


視界を妨げる要素を最小化する席

プラネタリウムで視界を妨げる要素を最小化するには以下のポイントを考慮して席を選ぶことが重要です。

  1. 投影機から適切な距離
    投影機に近すぎると、大型機械自体が視界を遮ったり、映像が歪んで見えたりします。

中央から少し離れた位置(後方寄り)が理想的です。

  1. 壁際を避ける
    壁際(特に東西方向)はドームスクリーンのカーブによって映像が歪んだり、一部が見切れてしまう可能性があります。

そのため壁際は避けましょう。

  1. 後方寄りの中央付近
    後方寄りかつ中央付近の席は視野が広く確保できるためおすすめです。

この位置では全体的なバランスも良く、映像全体を楽しむことができます。


扇形配置でおすすめの席

扇形配置の場合、おすすめなのは中央から少し後ろ寄りの南向きの席です。

この理由は以下の通りです:

  1. 視野の広さ
    扇形配置では全ての座席が南方向を向いているため、どこでも比較的見やすいですが、中央から少し後ろ寄りだと映像全体を自然な姿勢で見ることができます。
  2. 音響バランス
    扇形配置では音響設備も南側中心に設置されている場合が多いため、この位置は音響的にもバランス良く聞こえます。
  3. 映像歪み回避
    壁際(左右端)の席ではドームスクリーン上で映像が歪む可能性があります。

そのため壁際は避けて中央寄りを選ぶと良いでしょう。


同心円状配置でおすすめの席

同心円状配置の場合、おすすめなのは北向きで投影機から少し離れた位置です。

この理由は以下の通りです:

  1. 視界確保
    同心円状配置では全ての座席が中心(投影機)を囲む形になります。

その中でも北向きは背後から映像を見る必要がなく、一番自然な姿勢で鑑賞できます。

  1. 天球運動観察
    北極星を中心とした天球運動(星々が円運動する様子)を見るには北向きが最適です。

「カシオペヤ座」や「こぐま座」など北天に位置する星々も観察しやすいです。

  1. 投影機との距離
    投影機から近すぎると視界が狭まり、大型機械自体が邪魔になる可能性があります。

少し距離を取った後方寄り(ただし最後列ではない)の北向き席がおすすめです。


中央以外で最も人気のある席

中央以外で最も人気なのは後方寄りかつ中央付近または端から少し内側に入った位置です。

この理由として:

  1. 全体俯瞰
    後方寄りだとドーム全体を一望できるため、スケール感ある星空や映像演出を楽しめます。
  2. リラックス感
    中央ほど人混みにならず落ち着いて鑑賞できるため、多くのお客さんから支持されています。
  3. 音響バランス
    音響設備との距離感も程よく保たれ、この位置ならば音声解説やBGMも快適に聞こえます。

まとめ

プラネタリウム鑑賞で最適な席は施設ごとのドーム構造や個人の好みによって異なります。

ただし共通して言えるポイントとして、「投影機から適度な距離」「壁際を避けた中央寄り」「後方寄り」が快適な鑑賞環境につながります。

また、扇形配置では南向き中央付近がおすすめであり、同心円状配置では北向きかつ投影機から少し離れた場所がおすすめです。

これらを参考に、自分だけのお気に入りスポットで満点の星空をご堪能ください!

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