2024年6月4日より「楽天ペイ(楽天キャッシュ)」の楽天ポイント進呈ルールが変更されました。
些細な変更点のようにも感じますが、実際の使用感は大きく変わります。
そこで今回は、楽天ペイ(楽天キャッシュ)のポイント進呈ルールの変更について紹介します。
楽天ペイ(楽天キャッシュ)は結局、何が変わるの?
今回の変更によって、具体的にどのような変化があるのでしょうか?
詳しくみていきましょう。
ポイントの還元タイミングが変わる
今回の変更点は以下のようになっています。
【楽天ポイント進呈ルール】
<進呈条件>
■変更前
楽天カードからのチャージで200円につき1ポイントを「楽天カード利用獲得ポイント」として進呈
■変更後
楽天キャッシュのご利用金額200円につき1ポイントを「楽天キャッシュ利用による獲得ポイント」として進呈
※通常ポイントでの進呈となります。
※1回のお取引ごとの楽天キャッシュご利用金額に対して200円につき1ポイントを進呈いたします。
なお、一部ポイント進呈の対象外、もしくは、還元率が異なる場合がございます。ポイント進呈対象のサービスは以下をご確認ください。
つまり、ポイントの還元が「チャージ時」ではなく「利用時」に変更されるわけですね。
この還元タイミングの変更が大きな違いといえます。
チャージ方法による格差が変わる
還元タイミングの変更によって、チャージの方法によって大きな格差が生まれます。
基本的に楽天カードなどからのチャージは、全て還元率が0です。
ですが、「楽天ギフトカード」や「楽天Edy」を使ったチャージの場合、
トータルの還元率が上がる可能性があります。
ポイント対象外取引が変わる
通常の取引の場合、トータルの還元率に違いはありませんが、
ポイント対象外取引に影響があります。
- 楽天ペイ (請求書払い)
- 楽天キャッシュから楽天Edyへのチャージ
この2つの取引は、「ポイント対象外取引」になります。
それでもこれまでは、楽天カードなどでチャージすればポイント還元が可能でした。
それができなくなった分、マイナスです。
自動車税などの支払いを楽天ペイで行っていた人は、
別のチャージ方法でチャージした方がいいでしょう。
楽天ペイ(楽天キャッシュ)変更後のお得な使い方は?
ルール変更後にお得な使い方はあるのでしょうか?
具体的にみていきましょう。
結局、誰が得する?
今回の変更で、具体的にどのような人が得しやすいのでしょうか?
得しやすい人
- 楽天カードがない人
- 現金でチャージする人
今回の変更ではチャージのマイナスが大きいので、
その影響が少ない環境の人が得しやすい傾向にあります。
ただし、上記以外の人でも、
チャージルートを変更するなどの工夫で帳消しにできる可能性もありますね。
チャージ内容に関わらず還元される
トータルでみるとチャージのルートに関係なく、還元ポイントが受け取れ、
還元率も変わっていません。
これまでチャージでの恩恵を受けていなかった人にとっては、
メリットになるかもしれませんね。
高還元ルートならメリットあり
楽天Edyなどにチャージをする前に、複数のポイント還元金融を経由すれば、
その分ポイントの還元につながります。
楽天Edyからのポイント還元は0ですが、その後の利用でポイントの還元がされるので、
このようなルートを使っている場合はメリットになるでしょう。
ただし今回の変更に伴い、今後は使えなくなってしまう可能性もあります。
まとめ
今回は、楽天ペイ(楽天キャッシュ)のポイント進呈ルールの変更について紹介しました。
その結果がこちらです。
- ポイントの還元のタイミングが変わる
- 楽天カードがない、現金チャージに人は得しやすい
- チャージで恩恵を受けていた人にとってはマイナス(自動車税など)
- トータルでは大きな変化はない
通常の取引で見た場合は、大きな変化はありませんが、
自動車税などのチャージで恩恵が合った部分に関しては、マイナスになりそうです。
メリットになりそうな高還元ルートも今後は対策がされる可能性があるので、
そういった面ではマイナス印象が強いですね。
この変更後からの動きにも注目したいです。