画像生成Aiとして有名な「Stable Diffusion」
その新たなモデルとして「Stable Diffusion 3.5」がリリースされました。
これまでのモデルからどのような進化を遂げたのでしょうか?
そこで今回は、「Stable Diffusion 3.5」の過去モデルとの違いや商用利用について紹介します。
【Stable Diffusion 3.5】過去モデルとの違いは?
過去モデルと比べて、主に3つの点で大きな違いがあるようです。
それぞれ詳しくみていきましょう。
カスタマイズ性
これまでのモデルと比べて高いカスタマイズ性を実現しており、
より柔軟な対応が可能になっています。
使いやすさとの両立も実現しており、アートワークの製作やアプリケーションの開発など、
様々なシーンで活躍可能です。
パフォーマンス
パフォーマンス面にも改良が入っており、
画質の向上やプロンプトの順守率を向上させつつ、パフォーマンスを維持。
過去の「Stable Diffusionシリーズ」と比較しても高いスコアを叩き出しています。
多彩なスタイル
出力スタイルに関しても多彩な出力が可能になっています。
リアルな写真風なものからアニメ調や絵画風の画像生成まで、
幅広く対応しているので表現の幅が広がり、よりオリジナリティーの高い作品が生成可能です。
【Stable Diffusion 3.5】無料で利用できる?商用利用は?
「Stable Diffusion 3.5」の利用には3つのライセンスが用意されています。
非商用ライセンス:無料
個人、企業関わらず、非営利目的の場合は無料で利用可能です。
科学研究などの目的の場合もこちらのライセンスが適応されます。
商用ライセンス:年間収益100万ドル(約1,500万円)以下なら無料
年間の収益が100万ドル(約1,500万円)以下の場合は、商用目的でも無料で利用できます。
「Stable Diffusion 3.0」までは、商用利用の場合は有料だったので、
実質無料で利用できるようになりました。
これにより、個人やクリエイターも利用がしやすくなっています。
エンタープライズライセンス:年間収益100万ドル(約1,500万円)以上
年間収益が100万ドル(約1,500万円)を超える場合は、こちらのライセンスになります。
主に企業用のライセンスとみていいでしょう。
制作物の所有権について
「Stable Diffusion 3.5」による所有権は、基本的に派生作品も含めて制作した本人にあります。
こちらは規約にも明記されているので、気になる人は事前に目を通しておきましょう。
まとめ
今回は、「Stable Diffusion 3.5」の過去モデルとの違いや商用利用について紹介しました。
その結果がこちらです。
- 全体的な性能が大きく向上
- 商用利用も実質無料に
- 制作物は製作者に所有権がある
性能だけでなく商用でも実質無料で利用できるなど、
料金プランの面でも大きく使い勝手が向上しました。
これまで利用していなかった人も、この機会に利用を検討してみてはいかがでしょうか。