新たなweb漫画の形態として注目を集めているウェブトゥーン。
中国や韓国が力を入れており、
「日本の漫画が負けている」といった声もあがっています。
ですが、ウェブトゥーンは面白くないといった意見も多くありました。
そこで今回は、ウェブトゥーンは面白くないといわれる理由について
調査したので、ご紹介します。
ウェブトゥーンと漫画の違いは?
ウェブトゥーンは、よりスマホなどのデバイスに対応した形態で、
漫画との主な違いは以下の点です。
- 縦スクロール
- 基本的にフルカラー
- 素人が書く作品が多い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
縦スクロール
日本で馴染み深い従来の漫画と異なり、
ウェブトゥーンではスマホなどで見ることを想定して、
縦スクロールを基準にしたコマ割りになっています。
この形態で描く事で、スマホでネット閲覧する時と同じ感覚で漫画を読めます。
基本的にフルカラー
日本の漫画でもフルカラーの作品やフルカラーにした作品などもありますが、
ウェブトゥーンではほぼすべての作品が、はじめからフルカラーで描かれています。
これはweb漫画の側面が強くデジタルツールで漫画を描くので、
カラーにするのも簡単かつ印象の強い絵柄になるなどが考えられます。
素人が書く作品が多い
ウェブトゥーンは投稿作品が主です。
そこから人気の出た作品は、書籍やドラマ、アニメ化に繋がっていきます。
日本では、「小説家になろう」などの小説投稿サイトから、
書籍やドラマ、アニメ化に繋がっている作品も多いですよね?
小説家になろうの漫画版といったイメージが分かりやすいかもしれません。
日本の連載作品とは大きく違う点です。
どうしてウェブトゥーンはつまらない?
ネットでは、ウェブトゥーンはつまらないといった意見も多く見受けられます。
特に多かった理由が以下の3点です。
- 読みにくい
- ストーリーがつまらない
- 作品のジャンルで向き不向きがある
詳しく見ていきましょう。
読みにくい
スマホなどのデバイスでの視聴を想定して作られているウェブトゥーンですが、
ひたすらスクロールし続けなければならないのが苦痛に感じる人も多いようです。
特に、横横の漫画に慣れている人にはあまり受け入れられていませんでした。
ストーリーがつまらない
投稿作品なので、ほとんどの作者は一般の人です。
なので普段からプロの漫画家が書いた作品に触れている人には、
物足りなかったり、つまらないと感じる意見が多い印象でした。
作品のジャンルで向き不向きがある
縦スクロールに対応したコマ割りのため、
作品のジャンルによっては読みにくかったり迫力が薄く感じる場合があります。
ラブストーリーやミステリーなど動的な動きが少ない場合は、そこまで影響はありませんが、
バトル漫画などの戦闘描写が多い場合には影響が強くなります。
その原因は、視界が狭まりやすくインパクトのあるコマ割りがしにくいからです。
縦に読んでいくので、横の動きを感じ取りにくく、
見開きといった迫力を重視したコマ割りもほとんど使えません。
普通の漫画のコマ割りに慣れてると、余計に物足りなく感じるかもしれません。
ウェブトゥーンを日本語で読む方法をご紹介!
普通の漫画になれていると、なかなか入りづらいウェブトゥーンですが、
アニメやドラマになるような人気作品が誕生しているのも事実です。
そんなウェブトゥーンの中心は主に韓国や中国なので、
日本語の作品はありませんが翻訳がされている作品もあります。
翻訳された作品を読む場合には、以下の手順で翻訳された作品が一目で分かるようになります。
日本語翻訳された作品を表示する(PCの場合)
- トップページの漫画一覧の右上にある「All languages」を選択
- 「Japanese」を選択すると、日本語翻訳されている作品が表示される
- 読みたい作品を選択すると閲覧可能
日本語翻訳された作品を表示する(スマホの場合)
- スマホでアクセスした場合、アプリへの誘導がでるので「I’d rater read on the website」を選択
- WEBサイトを表示したら、メニューアイコンの一番右にある「…」を選択
- 表示された6つのメニューボタンの真ん中下段にある「FAN TRANSLATION」を選択
- 漫画一覧が表示されるので、左上にある「All languages」を選択
- 「Japanese」を選択すると、日本語翻訳されている作品が表示される
- 読みたい作品を選択すると閲覧可能
翻訳に関しては、ファンや有志の方々のおかげです。
作品によって翻訳の進捗状況は異なります。
100%になっている作品は翻訳が完了していますが、満たない場合には読めません。
また、翻訳に自信がある人は翻訳作業も可能です。
まとめ
今回は、ウェブトゥーンは面白くないといわれる理由について調査して、ご紹介しました。
韓国や中国を中心に人気のウェブトゥーンですが、
漫画に慣れている日本人にはまだうまく浸透しきれていないようです。
主に以下の3点が、合わない人が多い理由です。
- 読みにくい
- ストーリーがつまらない
- 作品のジャンルで向き不向きがある
個人差もありますが、漫画文化の濃い日本では
浸透するまでに時間が掛かるのかも知れませんね。